外傷初期診療|Primary Surveyから手術・IVRまでの実践ガイド

外傷初期診療

重症外傷では、診断名をそろえてから治療するのではなく、生命を脅かす問題を生理学的に見つけ、蘇生しながら止血・手術・IVRへつなぐ。PTD ZEROの初期診療記事を、Primary Survey → 蘇生・止血 → 部位別損傷 → 手術戦略 → 特殊集団の順に再構成した。

医療従事者向け:個々の記事では指針と主要原著を照合し、推奨の条件・陰性結果・限界まで示しています。

まず全体像

  1. Primary Survey・初療判断:ABCを生理学的に評価し、検査より先に治療すべき病態を見つける。
  2. 蘇生・止血:出血性ショック、MTP、骨盤出血、DCSを一つの流れで考える。
  3. 胸部外傷:気胸・血胸、肋骨骨折、大動脈損傷を初療から definitive care へつなぐ。
  4. 腹部・骨盤外傷:NOM、IVR、開腹を循環動態と損傷形態から選ぶ。
  5. 頭頸部・脊椎・四肢:見逃すと機能予後を失う損傷を早期に拾う。
  6. 手術・周術期:DCSと外傷麻酔で「いつ切り上げるか」まで考える。
  7. 患者背景別の外傷診療:小児、妊産婦、高齢者、抗凝固薬内服患者では標準手順を調整する。
  8. 外傷手技:適応、器具、実際の手順、pitfall、次の治療までをつなぐ。
  9. 歴史から読む:いまの標準がなぜそうなったかを、転機の研究からたどる。

1.Primary Survey・初療判断

まず「何の損傷か」より「今、何で死に得るか」を考える。

2.蘇生・止血

3.胸部外傷

4.腹部・骨盤外傷

5.頭頸部・脊椎・血管・四肢

6.手術・周術期

7.患者背景別の外傷診療

8.外傷手技|TRAUMA PROCEDURES

「やり方」だけでなく、いつやるか → いつやらないか → 手技 → 合併症 → 次のdefinitive treatmentまでを一つの記事でつなぐ実践シリーズ。気道から四肢まで部位順に並べた一覧は、専用ページ「外傷手技」にまとめた。

9.歴史から読む|エビデンスヒストリー

いまの標準が「なぜそうなったか」を、転機になった研究を年代順にたどって読む。本編の判断の背景として。

初療の次へ

止血・手術が終わった後は、呼吸、循環、神経、感染、栄養、腎、リハビリを並行して管理する。ICUフェーズは「集中治療管理」へ。

集中治療管理の実践ガイドへ →

本ページは医療従事者への教育および一般的な医学情報の提供を目的としています。各記事の文献照合日・確認範囲は記事末に記載しています。