REBOA(大動脈内バルーン遮断)は、横隔膜より下の出血で大動脈を一時的に遮断し、決定的止血までの時間を作る処置で、出血している血管そのものは止めない。唯一の無作為化試験(UK-REBOA)では救急外来でREBOAを加えた群の90日死亡が54%と標準治療群の42%より高く、EAST 2025は循環不安定な横隔膜下出血でREBOAの使用に条件付きで反対している。本稿は、成人外傷でREBOAを行う医師に向けて、適応と禁忌、Zoneの選択、穿刺から位置確認・遮断・解除・シース抜去までの段階ごとの確認点、合併症、成績と交絡を、共同声明・指針・原著で確かめて整理する。
医療従事者向け:本記事は教育および一般的な医学情報の提供を目的としています。個々の患者に対する診断・治療を代替するものではありません。
まず押さえる要点
- REBOAは橋渡しで、決定的止血へすぐ移れない場所では始めない。米国の外傷・救急の4団体の共同声明(2019年)は、蘇生に反応しない横隔膜下の生命を脅かす出血に「使ってよい(may be used)」とし、大量の胸腔内出血と心タンポナーデを禁忌とし、決定的止血へ速やかに移れない状況での大動脈遮断を否定している[1]。
- 無作為化試験は利益を示していない。UK-REBOA(英国16施設、16歳以上の失血死の危機にある外傷90例)の90日死亡はREBOA+標準治療群25/46例(54%)、標準治療群18/43例(42%)で、オッズ比1.58(95%信用区間0.72〜3.52)だった[2]。EAST 2025は、横隔膜下出血が疑われる循環不安定な外傷と、鈍的骨盤骨折の循環不安定な外傷で、REBOAの使用に条件付きで反対した(確実性は非常に低い)[3]。
- Zone Iは「15分以内に決定的止血を始められる」ときに限る。2019年の声明は、決定的止血の処置へ15分以内に進めない患者にZone 1を使うべきでないとし、Zone 1で総遮断時間が30分を超えると虚血合併症と死亡のリスクが増えると述べる。Zone 3は総遮断時間30分未満を目標に、60分を超えないようにする[1]。
- 律速段階は総大腿動脈の確保である。可能なら超音波ガイド下の経皮穿刺、できなければ切開による露出を行う。8 Fr未満の細いシースは肢の合併症が少なく、シースはできるだけ早く抜き、抜去後も少なくとも24時間は下肢の灌流を観察する[1]。
- 観察研究の「REBOA群の死亡が高い」は、交絡を含めて読む。日本と米国の登録研究はそろってREBOA群の死亡が高く[4][5][6]、測っていない交絡で説明するには観察されたどの因子よりも強い交絡が必要とする解析もある[7]。一方、手術室まで1時間を超える患者に限ると生存が良かったとする解析もあり[8]、利益を得る患者群は特定されていない。
対象と扱わない範囲
対象:成人の外傷で、横隔膜より下(腹部・後腹膜・骨盤・鼠径部の接合部)からの出血により、蘇生に反応しないショックに陥った患者に、救急外来・ハイブリッドER・血管造影室・手術室でREBOAを行う場面。
扱わない範囲:
- 骨盤骨折出血での固定・TAE・PPPとの組み合わせ方は骨盤骨折出血:TAE・PPP・REBOAをどう組み合わせるか、PPPの手技は外傷手技|Preperitoneal Pelvic Packing:骨盤出血をどうパッキングするかで扱う。
- 開胸による大動脈遮断と、開胸かREBOAかの判断のうち開胸側の適応(受傷機転、生命徴候、心肺蘇生の時間)は外傷手技|蘇生的開胸術:適応・器具・左前側方開胸から心膜切開・大動脈遮断までで扱う。
- 病院前・搬送中のREBOA、小児、産科出血(癒着胎盤での予防的使用を含む)、非外傷性の出血(腹部大動脈瘤破裂、消化管出血)。
- 製品ごとの挿入長、バルーンの容量・注入量などの数値(電子添文に従う)。
1.REBOAは何をして、何をしないか
REBOAは、総大腿動脈から入れたバルーンカテーテルを大動脈内で膨らませ、遮断部より遠位への血流を減らす。遮断部より近位(心臓・脳)の灌流を保つ一方、遠位の臓器と下肢には虚血を生じる。出血源は止まっていないため、共同声明は、REBOAを蘇生と決定的止血・集中治療を含む体制の一部と位置づけ、決定的止血へ速やかに移れない状況で大動脈を遮断してはならないとする[1]。国内では同じ処置が IABO(intra-aortic balloon occlusion)とも呼ばれる[9][10]。
Zoneの呼び方:共同声明は、胸部下行大動脈の遠位での遮断をZone 1、腹部大動脈の遠位での遮断をZone 3と呼び分ける[1][11]。CTで挿入距離を計測した研究も、Zone Iを胸部下行大動脈、Zone IIIを腎動脈より下の腹部大動脈として扱っている[12]。本稿の解釈その間のZone IIは腹腔動脈・上腸間膜動脈・腎動脈が出る区間で、共同声明が示す使い方はZone 1とZone 3に限られる。
2.適応と禁忌:指針の立場はどう変わったか
指針2018年(ACS外傷委員会・米国救急医学会):蘇生に反応しない、または一過性にしか反応しない横隔膜下の出血によるショックと、横隔膜下の出血による心停止に「適応がある(is indicated)」とし、Zone 1は手術開始までの予想時間が15分未満の場合に限るとした[11]。
指針2019年(上記2団体に病院前の2団体を加えた共同声明):表現は「使ってよい(may be used)」に弱まり、特定の適応は質の高い根拠では定義されていないとした。大量の胸腔内出血・心タンポナーデは禁忌で、外傷性心停止での使用は標準治療と比べ長期の生存の利益をもたらさないと述べる。Zone 3は、止血帯で止められない、骨盤・接合部・下肢近位に限局した重い出血に用いる[1]。
指針WSES(2017年、骨盤外傷の指針):骨盤出血が疑われる循環不安定な患者(収縮期血圧90 mmHg未満、または血液製剤の輸血に反応しない)で、決定的治療への橋渡しとしてZone IIIのREBOAを考慮すべき(2B)、部分遮断・間欠遮断を遮断時間と虚血を減らすために考慮すべき(2C)とした[13]。UK-REBOAより前の推奨である。
指針EAST(2025年):1946年1月〜2024年2月の文献を対象とした系統的レビューとメタ解析(31研究)にもとづき、次の推奨を示した。いずれも確実性は非常に低い[3]。
- 横隔膜下出血が疑われる循環不安定な外傷:死亡に有意差なし(5研究、オッズ比0.86、95%CI 0.37〜2.04)。唯一の無作為化試験が死亡の増加を示したことも踏まえ、条件付きで反対。
- 鈍的骨盤骨折による横隔膜下出血が疑われる循環不安定な外傷:REBOA群の死亡のオッズが高い(4研究、オッズ比2.15、95%CI 1.35〜3.42。1,000人あたり150人多い)。条件付きで反対。
- 横隔膜下出血が疑われる心停止または心停止が切迫した外傷(REBOA対開胸):オッズ比0.27(95%CI 0.15〜0.49)だったが、心肺蘇生を受けていない患者が含まれ、REBOAに有利な適応による交絡を後ろ向き解析で除けないとして、推奨なし。
- 横隔膜下出血が疑われる外傷性心停止(REBOA対開胸):4研究でオッズ比0.32(95%CI 0.15〜0.69。1,000人あたり22人少ない)。開胸のほかの適応がない場合に限り、開胸よりREBOAを条件付きで推奨。
本稿の解釈心停止についてのEASTの推奨(比較相手は開胸)と2019年の声明(比較相手は標準治療)は比べる相手が違い、どちらも強い根拠ではない。胸部の損傷やタンポナーデが否定できない心停止の判断は開胸術の記事に譲る。心停止前のショックに、心停止の比較の結果は当てはめられない。
3.成績:無作為化試験と観察研究をどう読むか
UK-REBOA(2023年)
研究結果英国16の外傷センターの実践的なベイズ流の無作為化試験で、2017年10月〜2022年3月に、失血死の危機にある出血(exsanguinating hemorrhage)のある16歳以上の外傷患者90例(年齢中央値41歳、男性69%)を、救急外来でのREBOAを含む戦略(46例)と標準治療のみ(44例)に割り付けた。90日全死亡はREBOA群25/46例(54%)、標準治療群18/43例(42%)で、オッズ比1.58(95%信用区間0.72〜3.52)、オッズ比が1を超える事後確率は86.9%だった。6か月、院内、24時間、6時間、3時間の死亡のオッズ比もすべてREBOA群で高く、評価時点が早いほど大きかった。出血による死亡はREBOA群8/25例(32%)、標準治療群3/18例(17%)で、多くは24時間以内だった[2]。
医療技術評価の報告書では、機器による重大な有害事象はなく、群間の背景の不均衡は調整しても推定値にほとんど影響しなかった。著者らは、すべての解析がREBOAを加える戦略の害の可能性を示すとし、病院前での役割は不明のままとした[14]。
限界:90例と小さく、信用区間は1をまたぎ、害を確定した試験ではない。報告書の著者は、試験の規模は英国で失血性の外傷出血がまれであることを反映していると述べている[14]。EAST 2025の解説は、REBOA群46例のうちバルーンが膨らまされたのは19例だったと指摘している[3]。遮断部位と時間の内訳は、本稿では原著本文を取得できず未確認である。本稿の解釈「REBOAを使う方針」の効果を問う試験であり、「バルーンを膨らませた患者」の効果を示したものではないが、救急外来の戦略としてREBOAを加えることが死亡を減らすという仮説は支持されなかった。
登録研究:REBOA群の死亡はなぜ高く出るか
- 研究結果Norii 2015(JTDB 2004〜2011年):適格45,153例のうちREBOAは452例(1.0%)で、ISS中央値35、死亡76%(非使用群はISS 13、死亡16%)。傾向スコアで最大5例と対応させると、REBOAの生存の粗条件付きオッズ比は0.30(95%CI 0.23〜0.40)だった[4]。
- 研究結果Inoue 2016(JTDB):体幹の外傷で緊急手術または塞栓を受けた12,053例(登録183,457例中)を傾向スコアで625組にすると、院内死亡はREBOA群61.8%、非使用群45.3%(差+16.5%、95%CI +10.9〜+22.0%)。来院から最初の手術まではREBOA群が短かった(97分対110分、差−14分、95%CI −25〜−3分)。操作変数法では+16.4%(95%CI −0.6〜33.3%)で有意でなかった[5]。
- 研究結果Joseph 2019(米国TQIP 2015〜2016年):救急外来でREBOAを受けた140例と、傾向スコアで1対2に対応させた280例(来院時死亡・転院例を除外)で、死亡はREBOA群50例(35.7%)、非使用群53例(18.9%)(P=.01)。急性腎障害(10.7%対3.2%、P=.02)と下肢切断(3.6%対0.7%、P=.04)もREBOA群で多かった[6]。
- 研究結果Linderman 2021(TQIP 2015〜2017年):適格1,392,482例のうちREBOAは187例。逆確率重み付け後の死亡のリスク差は0.21(0.14〜0.29)、急性腎障害は0.041(−0.007〜0.089)だった。死亡の差を測っていない交絡で説明するには、観察された因子のどれよりも強い交絡が必要と計算された。下肢切断11例はいずれも下肢の重い外傷を伴っていた[7]。
- 研究結果Yamamoto 2022(TQIP 2016〜2017年):手術室への移動が1時間以内の群(114例、うち救急外来REBOA 38例)では退院までの生存に有意差はなく(39.5%対48.7%、p=0.35)、1時間を超えた群(138例、うち46例)ではREBOA群で高かった(39.1%対12.0%、p<0.01)[8]。
本稿の解釈登録データはショックの深さや蘇生への反応を十分に記録しておらず、重い患者ほどREBOAを受けるなら、傾向スコアで合わせてもREBOA群の死亡は高く出る(適応による交絡)。逆に、挿入が決定的止血を遅らせれば、それ自体が害になる。Inoue 2016では手術までの時間はREBOA群が短かったのに死亡は高く[5]、Yamamoto 2022では手術室まで時間がかかる群でのみ生存が良かった[8]。後者は小規模な事後の層別で、「搬送が遅れるならREBOA」という判断規則の根拠にはならない。
AORTAレジストリ:開胸との比較
研究結果米国外傷外科学会(AAST)の前向きレジストリの最初の報告(2013年11月〜2015年2月、レベル1外傷センター8施設)は、大動脈遮断114例(REBOA 46例、開胸による遮断68例)で、循環の安定化はREBOA群で多く(47.8%対27.9%、p=0.014)、全体の生存は21.1%で群間に有意差はなかった(p=0.120)。合併症は仮性動脈瘤2.1%、塞栓4.3%、下肢虚血0%と報告された[15]。
研究結果胸部の穿通性外傷を除き、救急外来で胸部下行大動脈を遮断した285例(開胸71%、Zone 1のREBOA 29%)では、退院までの生存は開胸2.5%、REBOA 9.6%(p=0.023)だった。病院前から心肺蘇生を要した患者(60%)の退院生存は3%で、心肺蘇生を要しなかった患者では開胸3.4%、REBOA 22.2%(p=0.048)だった[16]。
限界:どちらを選ぶかは担当医が決めており、選択の偏りが残る。著者らも、特定の患者群にREBOAを勧めるには多くの追加研究が必要としている[16]。
4.準備と体制:入れる前に決めておくこと
- 誰が入れるか:2019年の声明は、決定的止血に責任を持つ外科医・IVR医、またはREBOAの訓練を受けた医師が決定的止血を担う医師と直接相談して置くとする[1]。2018年の声明は、REBOAを行う医師に、正式な基礎訓練としてACS外傷委員会のBEST Courseの修了と、超音波ガイド下と切開による総大腿動脈の確保の習熟を求め、プロトコルは血管外科と共同で作るとした[11]。
- 決定的止血の段取り:本稿の解釈REBOAの準備を始めるのと同時に、手術室・血管造影室・PPPの担当者を呼ぶ。Zone 1なら15分以内に止血の処置を始められることが条件である[1]。大量輸血は大量輸血プロトコル(MTP):なぜ「1:1:1」は”つなぎ”であって”本命”ではないのかを参照。
- 情報の共有と記録:蘇生中と担当チームの交代時の途切れない共有を求め、すべてのREBOAを外傷登録にICD-10の処置コードで記録し、全国の登録や多施設研究に参加するよう勧めている[1]。
5.手順:段階ごとに何を確認して次へ進むか
共同声明・指針・原著で確かめられた範囲の確認点を示す。操作手順と数値は製品の電子添文と施設の手順書に従う。
段階1:総大腿動脈を確保する
循環血液量が減った患者で総大腿動脈を安全かつ速やかに穿刺できるかが、REBOAの最大の律速段階とされる。可能なら超音波ガイド下の経皮穿刺を優先し、経皮的にできなければ切開して露出する[1]。WSES 2017は、骨盤外傷が疑われる重症外傷で、REBOAに備えた最初の段階として大腿動脈に細いシース(例:5 Fr)を置くことを考慮してよいとした(2C)[13]。次へ進む条件:総大腿動脈に確実に入っていること。共同声明は、長引く穿刺による決定的止血の遅れを合併症の一つに挙げている[1]。
段階2:シースを選ぶ
2019年の声明は、8 Fr未満の細いシースは肢の合併症が少ないと関連づけている[1]。国内の多施設レジストリ(DIRECT-IABO、2011年8月〜2015年12月、142例)では、24時間生存例のうち8 Fr以下のシース(53例)は留置期間の中央値が19時間と9 Fr以上(7.5時間)より長かったが、抜去時の用手圧迫だけで済んだ割合が高く(96%対45%、P<0.001)、総大腿動脈の血栓1例は太いシースの群、切断2例は規格外(過大、または複数)のシースの群だった[9]。
段階3:Zoneを選ぶ
- Zone 1:重い腹腔内・後腹膜出血。決定的止血へ15分以内に進めることが条件[1]。
- Zone 3:骨盤・接合部・下肢近位に限局した重い出血で、止血帯で止められないもの[1]。腹腔内出血が否定できない骨盤骨折では、Zone 3の遮断は腹部の出血を止めない(本稿の解釈)。出血源の見極めは骨盤骨折出血の記事を参照。
段階4:位置を確かめる(透視がない場合を含む)
2019年の声明は、状況が許せば、画像または直接の触知でバルーンの位置を速やかに確認することを推奨している[1]。透視なしで距離から置く方法について、フランスの外傷患者280例の全身CTから、恥骨結合上縁の高さの大腿動脈を起点とした血管内の距離を測った研究は、全例に共通するZone Iの区間を414〜474 mm、Zone IIIの区間を236〜256 mm(右大腿動脈から99.6%、左から97.9%で存在)とした[12]。
限界:CT上の計測で、実際の挿入で検証した研究ではない。著者ら自身、屍体と臨床での安全性と有効性の検証が必要としている[12]。平均身長170.7 cmの集団で、体格の違う患者への当てはまりは示されていない。本稿の解釈距離による留置は、画像で確かめられない場面の代わりの手段であり、膨張後はできるだけ早く画像で位置を確認する。
段階5:膨らませ、時刻を記録し、反応をみる
膨張した時刻を記録し、遮断より近位の血圧の反応を確かめる。反応しない場合は、位置、胸腔内・心嚢の出血、遮断部より近位の出血源を見直す(本稿の解釈)。DIRECT-IABOの外傷106例(Zone I 93%、部分遮断70%)の抄録によれば、REBOA単独群(76例、開胸を併用した30例を除く)のうち24時間以内の死亡例(30例)は24時間を超えて生存した例より遮断前の収縮期血圧が低く(43対72 mmHg)、遮断時間が長かった(60対31分)。著者らは、心停止が切迫する前に遅れずに入れ、Zone Iでは部分遮断で30分未満と短く遮断することが、循環の安定と生存に関係する可能性があるとした[17]。遮断時間が短い患者は、もともと早く止血できた患者でもあり得る(本稿の解釈)。
段階6:遮断時間を管理し、部分遮断を考える
指針2019年の声明は、Zone 1の総遮断時間が30分を超えると虚血合併症と死亡のリスクが増えると述べ、Zone 3は許容できる最大時間は分からないとしたうえで、総遮断時間30分未満を目標に60分を超えないようにするとした[1]。
部分遮断(P-REBOA)と間欠遮断:バルーンを一部しぼませて遠位に血流を残し、完全遮断の時間を減らす方法である。2019年の声明は、経験のある施設で使われているが、バルーンの上下の血圧の連続的な監視と出血の速さの臨床評価がなければ難しく、指針とするデータは不十分とする[1]。WSES 2017は考慮すべき(2C)とした[13]。DIRECT-IABOでは、部分遮断(78例)は完全遮断より循環の改善(92%対70%、P=0.004)と安定化(78%対51%、P=0.007)が多く、遮断時間は長かった(中央値58分対33分、P=0.041)が、24時間・30日の生存に有意差はなかった[9]。AORTAレジストリ(2017〜2023年、救急外来で開胸613例、完全遮断のREBOA 224例、部分遮断84例。胸部の穿通性外傷を除外)の解析は、部分遮断が完全遮断・開胸より循環の安定と死亡の低下に関連したと結論したが[18]、観察研究で、部分遮断を選べた患者はもともと状態が保たれていた可能性がある(本稿の解釈)。国内の総説は、決定的止血まで許容的低血圧を伴う部分遮断を管理の原則としている[19]。
段階7:解除する
2019年の声明は、バルーンを解除するときの虚血再灌流障害は重く、循環の破綻に至り得るため、チームはそれを予測して備えるよう求めている[1]。2018年の声明は、バルーンはできるだけ早くしぼませるとした[11]。未確認解除の速さや段階的に解除する方法を具体的に定めた指針は、本稿の確認範囲にはない。本稿の解釈解除は決定的止血の目処が立ってから、麻酔・輸血の担当者に時刻を告げて行い、再出血と血圧低下に備える。
6.よくある失敗と合併症
共同声明は、長時間の遮断による致死的合併症と脊髄障害、虚血再灌流による急性腎障害と多臓器不全、大腿動脈と大動脈・腸骨動脈の損傷(解離、仮性動脈瘤、血栓、破裂など)、過膨張によるバルーン破裂、腸骨動脈内での膨張を挙げている[1]。
| 場面 | 起こりやすい失敗・合併症 | 確認点 |
|---|---|---|
| 適応 | 胸腔内出血・タンポナーデの見落とし。決定的止血の準備がないまま遮断 | 胸部の評価。止血の担当者と場所が決まっているか[1] |
| 穿刺 | 穿刺が長引き、止血が遅れる | 超音波ガイド。切開・別の手段へ切り替える基準[1] |
| シース | 太いシース、長期留置による下肢虚血・血栓 | 8 Fr未満を選ぶ。できるだけ早く抜く[1][9] |
| 位置 | 腸骨動脈内での膨張、目的と違うZone | 画像または触知で確認[1] |
| 遮断 | 遮断したまま止血が進まない。過膨張 | 時刻の記録。Zone 1は総遮断30分超で虚血合併症・死亡が増える。Zone 3は30分未満を目標に60分を超えない[1] |
| 解除 | 再灌流による循環の破綻 | チームで予測し備える[1] |
| 抜去後 | 下肢虚血、コンパートメント症候群 | 24時間以上の灌流の観察。下肢の血管造影[1][20] |
研究結果頻度は研究で大きく異なる。AORTAの最初の報告の46例では下肢虚血0%[15]、Joseph 2019では下肢切断3.6%対0.7%、急性腎障害10.7%対3.2%[6]だったが、Linderman 2021は切断例がすべて下肢の重い外傷を伴っていたと指摘した[7]。TQIP 2016〜2019年で来院4時間以内にREBOAを受けた534例と傾向スコアで対応させた1,043例では、下肢のコンパートメント症候群(5.4%対1.1%、P<0.001、オッズ比5.39)、筋膜切開(5.8%対1.2%)、急性腎障害(12.9%対7.4%)がREBOA群で多く、下肢の血管損傷を伴う群では11.2%対1.5%(オッズ比8.12)だった[20]。コンパートメント症候群の診断と筋膜切開は急性コンパートメント症候群:見逃さない診断・圧測定から下腿4-compartment fasciotomyまでを参照。
7.抜去と、決定的止血への移行
決定的止血:遮断で作った時間のうちに、出血源に応じて開腹止血・ダメージコントロール手術(Damage Control Surgery:いつ手術を切り上げ、いつ再建するか、外傷手技|Damage Control Packing:4-quadrant packingと止血の組み立て)、塞栓、PPPへ移る。骨盤骨折出血での順序は骨盤骨折出血の記事で扱う。
シースの抜去:シースはできるだけ早く抜く。下肢の灌流は、遮断の前・中・後とシース抜去の後に注意深く評価し、抜去後も少なくとも24時間続ける。状況が許せば手術室または血管造影室を出る前に下肢の血管造影を行い、造影または臨床で灌流の異常があれば血管の専門的な評価と必要な修復を行う[1]。細いシースは多くが用手圧迫で抜去されていた[9]。未確認抜去の時期(凝固障害が補正されるまで待つか)と止血デバイスの使用について、指針の具体的な基準は本稿の確認範囲にない。
指針の比較表
| 指針(年) | 適応・推奨 | 時間・手技の条件 | 読むときの注意 |
|---|---|---|---|
| ACS外傷委員会・米国救急医学会(2018)[11] | 横隔膜下出血によるショックと心停止に「適応がある」 | Zone 1は手術開始まで15分未満。同じ施設で決定的止血 | UK-REBOA前 |
| 同上+病院前の2団体(2019)[1] | 横隔膜下出血に「使ってよい」。胸腔内出血・タンポナーデは禁忌 | Zone 1は15分以内に止血へ、30分超で合併症増。Zone 3は30分未満・60分以内。8 Fr未満。抜去後24時間観察 | 専門家の合意 |
| WSES骨盤外傷(2017)[13] | 骨盤出血が疑われる循環不安定例でZone IIIを橋渡しとして考慮(2B) | 部分・間欠遮断を考慮(2C) | UK-REBOA前。弱い推奨 |
| EAST(2025)[3] | 横隔膜下出血・鈍的骨盤骨折の循環不安定例で条件付きで反対。外傷性心停止では、開胸のほかの適応がない場合に限り、開胸との比較で条件付き賛成 | 手技の条件は示さない | 確実性は非常に低い。主に後ろ向き研究 |
| 国内(日本外傷学会の提言2018、JETEC第3版)[10][21] | 本文を確認できず未確認 | 未確認 | JETECには「REBOA」の項がある(目次) |
根拠の比較表
| 出典(年) | デザイン | 対象 | 比較 | 主な結果(評価時点) | 限界と意味 |
|---|---|---|---|---|---|
| Jansen/UK-REBOA(2023)[2][14] | 無作為化試験(英16施設、ベイズ) | 失血死の危機にある16歳以上90例 | REBOA+標準治療 対 標準治療 | 90日死亡54%対42%(OR 1.58、95%信用区間0.72〜3.52)。死亡例中の出血死の割合32%対17%(8/25対3/18) | 小規模。膨張はREBOA群の一部(EASTの解説で19/46) |
| Norii(2015)[4] | JTDB、傾向スコア | 重症外傷45,153例(REBOA 452例) | REBOA 対 非使用(最大1:5) | 生存の粗条件付きOR 0.30(0.23〜0.40)(退院時) | 適応による交絡 |
| Inoue(2016)[5] | JTDB、傾向スコア | 体幹外傷で手術・塞栓を受けた625組 | REBOA 対 非使用 | 院内死亡61.8%対45.3%(差+16.5%、+10.9〜+22.0%) | 操作変数法では有意差なし |
| Joseph(2019)[6] | TQIP、傾向スコア1:2 | 成人140例対280例 | 救急外来REBOA 対 非使用 | 死亡35.7%対18.9%。AKI 10.7%対3.2%。切断3.6%対0.7% | 時点は抄録で不明。適応による交絡 |
| Linderman(2021)[7] | TQIP、逆確率重み付け+感度分析 | REBOA 187例 | REBOA 対 非使用 | 死亡のリスク差0.21(0.14〜0.29) | 強い未測定の交絡でのみ打ち消せる。切断は外傷による |
| Yamamoto(2022)[8] | TQIP、傾向スコア | 手術室まで1時間以内114例・超138例 | 救急外来REBOA 対 非使用 | 退院生存:1時間超の群で39.1%対12.0% | 小規模の層別 |
| DuBose(2016)[15] | AORTA前向きレジストリ | 大動脈遮断114例 | REBOA 46 対 開胸68 | 安定化47.8%対27.9%。生存に有意差なし | 初期の8施設 |
| Brenner(2018)[16] | AORTAレジストリ | 胸部穿通性外傷を除く285例 | Zone 1 REBOA 対 開胸 | 退院生存9.6%対2.5%。心肺蘇生なしで22.2%対3.4% | 選択の偏り |
| Matsumura(2017)[9] | DIRECT-IABO(国内18施設) | 142例 | シースの太さ。部分 対 完全遮断 | 細いシースは用手圧迫96%対45%。部分遮断で循環改善92%対70%、生存差なし | 小規模。非無作為 |
| Wu(2023)[20] | TQIP、傾向スコア | 534例対1,043例 | REBOA 対 非使用 | 下肢コンパートメント症候群5.4%対1.1% | 関連であり因果は未証明 |
評価時点:UK-REBOAは90日死亡、Noriiは退院までの生存、Inoueは院内死亡、Yamamotoは退院までの生存、Brenner 2018は救急外来を出るまでと退院までの生存を評価した。Joseph、Linderman、DuBose、Wuの死亡の時点は抄録では確認できない。表の数値は時点をそろえた比較ではない。
日本で実施するとき
国内の指針と提言
- 日本外傷学会の提言(2018年):日本外傷学会雑誌に「IABO/REBOA:外傷診療における適応と活用法」(提言、32巻3号414〜416頁)が掲載されている[10]。本文を取得できず、内容は未確認である。
- JETEC:『改訂第3版 外傷専門診療ガイドラインJETEC』(2023年6月)には「蘇生に必要なIVR」の中に「REBOA」の項があり、「蘇生的開胸術(RT)」の中に「胸部下行大動脈遮断のためのRT」の項がある(目次で確認)[21]。本文は未確認である。
- JATEC:外傷初期診療ガイドライン改訂第6版のコースに関する改訂の概要には、REBOA・IABO・大動脈遮断の記載はなく、循環が明らかに破綻している場合は初期輸液への反応をみるまでもなく蘇生的な止血術と大量輸血プロトコルを発動する、との記載がある[22]。ガイドライン本文のREBOAの扱いは未確認である。
国内の使われ方
研究結果JTDBの記述研究では、REBOAを受けた外傷患者は2004年の24例から2019年の262例に、REBOAを行った施設は2004年の10施設から2019年の105施設に増え、院内死亡は91.3%から50.9%に下がった。REBOAを使わなかった患者との比較ではなく、Zone・遮断の程度と時間・位置確認の方法は登録されていないと著者らは述べている[23]。DIRECT-IABOでは、REBOAの94%を救急医が行い、部分遮断が多く使われていた[9]。本稿の解釈米国の声明は、決定的止血に責任を持つ外科医・IVR医か、その医師と直接相談した訓練を受けた医師が置くことを求めている[1]。救急医が挿入を担う国内の体制では、止血を担う外科医・IVR医が同じ時間に動けることを、施設の手順で担保する必要がある。
機器・承認・保険
JTDB研究の著者らは、考察の中で、7 Frの細径バルーンが2013年に臨床使用を承認されたこと、2011年のハイブリッドERの導入が使用の増加に寄与した可能性を挙げている[23]。未確認国内で承認されているREBOAカテーテルの販売名、承認番号、電子添文上の使用目的・警告・挿入長とバルーン容量、特定保険医療材料としての区分と手技料は、PMDAの添付文書検索(検索は送信型の画面で自動取得できなかった)と製造販売業者のサイトを開けず、本稿では公式資料で確認できていない。導入する施設は、使う製品の電子添文を直接確認する。
施設で決めておくこと(本稿の提案)
- 適応と除外(胸腔内出血・タンポナーデの評価の手順を含む)、Zoneごとの決定的止血の担当者と、15分以内に始められる場所[1]。
- 穿刺の担当者、超音波の準備、切開へ切り替える基準、使うシースの太さ[1]。
- 位置確認の方法と、膨張・部分遮断・解除の時刻を記録する係。
- 抜去の担当、抜去後24時間の下肢の観察項目、異常時の連絡先(血管外科)[1]。全例の登録と振り返り[1]。
まだ分からないこと
- 利益を得る患者群はいるか。EAST 2025は、骨盤骨折出血でのZone IIIや心停止でのZone Iなど、利益と害の比が最も大きい損傷形態に絞った無作為化試験が必要としている[3]。
- 部分遮断は完全遮断より良いか。国内とAORTAの観察研究は部分遮断に有利な結果を示すが[9][18]、無作為化した比較はなく、2019年の声明は指針とするデータが不十分とする[1]。
- 安全な遮断時間。Zone 3で許容できる最大時間は分かっていない[1]。
- UK-REBOAの結果は、国内のようにREBOAの経験が多い体制にも当てはまるか。遮断部位・時間の内訳と国内の比較データは、本稿の確認範囲ではそろっていない。
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文献
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医学的内容の最終確認日・確認範囲
文献ごとの確認範囲を開く(最終確認日:2026年9月26日)
医学的内容の最終確認日:2026年9月26日(著者確認)。文献照合日:2026年9月26日(日本時間)。文献の検索・照合は2026年9月25〜26日に行った。PubMedの抄録(NCBI BioC、PubTator3)、PMCの公開本文(NCBI BioC)、Crossref・Semantic Scholarの書誌、J-STAGE、学会・出版社の公式ページを直接開いて確認した。Europe PMC、OpenAlex、PMCの閲覧画面、JAMAの論文ページ、NIHRの報告書ページは、接続できず開けなかった。数値・用量・適用条件を含む医学的内容は、2026年9月26日に著者(医師)が確認した。
- 全文(該当部分)を確認:[1](PMC本文。適応・禁忌、Zone 1・Zone 3の使い方と時間、穿刺、シース、位置確認、部分遮断、解除、抜去後の観察、合併症、登録)、[3](PMC本文。検索期間、各PICOの推奨と効果量、UK-REBOAの解説、合併症と今後の研究)、[11](PMC本文。適応、Zone、15分、訓練、抜去、転院、施設要件)、[13](PMC本文。REBOAに関する推奨文とGRADE)、[23](PMC本文の一部。症例数・施設数・院内死亡の推移、7 Frの承認とハイブリッドERについての考察、限界)。
- 抄録のみ確認:[2] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [12] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20]。本文中の数値は抄録にある範囲に限った。[2]の遮断部位・時間の内訳は本文を取得できず扱っていない。[15]と[18]は抄録の要約(PubTator3経由)で確認し、[18]は効果量を扱っていない。[17]はSemantic ScholarとPubTator3の2経路で照合した。
- 書誌・目次のみ:[10](J-STAGEの書誌。本文は取得できず)、[21](出版社の書誌・目次)。
- 公式資料を確認:[22](日本外傷診療研究機構のPDF。REBOA・IABO・大動脈遮断の語がないことを確認)。
- 未取得:UK-REBOAの本文と医療技術評価の報告書の本文、Western Trauma Associationの成人の蘇生的開胸術のアルゴリズム(2024年)の本文、Stannard 2011(Zoneの定義の原著)の本文、JATEC・JETECの本文、日本外傷学会の提言の本文、国内のREBOAカテーテルの電子添文・承認情報、材料価格基準と診療報酬点数表の該当箇所。
- 訂正・撤回:本稿の確認時点で、各文献の訂正・撤回の有無は個別には確認できていない(Crossrefの更新情報の取得が制限された)。
更新履歴
更新履歴を開く(全3件・最新:2026年9月26日)
- 2026年9月26日(著者確認):著者(医師)が数値・用量・適用条件を含む医学的内容を確認した。確認日の表記を更新した。あわせて、確認範囲の記載を読者向けの表現に改め、関連記事と分野の一覧へのリンクを加えた(医学的内容は変えていない)。
- 2026年9月26日(改訂):共同声明・指針・原著との照合にもとづき全面改訂した。主な変更は次のとおり。(1)唯一の無作為化試験であるUK-REBOAの結果(90日死亡54%対42%)と、EAST 2025の推奨(横隔膜下出血・鈍的骨盤骨折の循環不安定例で条件付きで反対、外傷性心停止では開胸のほかの適応がない場合に限り開胸との比較で条件付き賛成)を効果量とともに加え、旧版の「有用性は依然として不確実」を推奨の向きに合わせて改めた。(2)JTDB・TQIP・AORTAの観察研究と、適応による交絡の読み方を加えた。(3)2018年と2019年の共同声明、WSES 2017の推奨を条件ごと示し、指針の比較表と根拠の比較表を作り直した。(4)手順を、穿刺・シース・Zone・位置確認・膨張・遮断時間と部分遮断・解除の段階ごとの確認点に書き直し、遮断時間の目標(Zone 1は30分、Zone 3は30分未満・60分以内)、8 Fr未満のシース、抜去後24時間の下肢の観察、透視なしの距離の研究を加えた。出典を確認できない細部(製品ごとの数値、解除の方法)は書かないか「未確認」とした。(5)合併症の頻度(切断・急性腎障害・コンパートメント症候群)と、その解釈の限界を加えた。(6)「日本で実施するとき」に、日本外傷学会の提言とJETECの項の存在(本文は未確認)、JATEC第6版の改訂概要の記載、JTDBとDIRECT-IABOの使用実態、国内の機器・承認・保険の未確認事項を加えた。(7)文献を3件から23件にし、DOI・PMIDのリンクを付け、文献ごとの確認範囲を示した。旧版で文献一覧になかったWestern Trauma Associationのアルゴリズムの記述は、本文を確認できないため外し、開胸側の判断は蘇生的開胸術の記事に渡した。理由:主要研究の数値・陰性結果・限界、段階ごとの確認点、国内の情報、文献の追跡可能性が不足していたため。
- 2026年9月26日(初回公開):外傷手技シリーズとして新規作成。共同声明(2018年・2019年)とEAST 2025の3文献にもとづき、適応・禁忌、Zone、総大腿動脈の確保、手技の流れ、開胸との分岐、指針の比較表を示した。
本記事は医療従事者への教育および一般的な医学情報の提供を目的としており、個々の患者に対する診断・治療を代替するものではありません。実際の診療では、各施設のプロトコルおよび最新の診療ガイドラインをご確認ください。
利益相反:本記事に関連して開示すべき利益相反はありません。


コメント
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[…] REBOA […]
[…] TAE・REBOA・PPPの順序と組み合わせの詳しい比較、骨盤骨折の分類と初期評価、IVR体制。これらは骨盤骨折出血:TAE・PPP・REBOAをどう組み合わせるかで扱い、本稿は同記事の結論と矛盾しない範囲でPPPの手技側から書く。REBOAの手技は外傷手技|REBOA:適応・Zone選択・大動脈遮断からdefinitive hemostasisまでを参照。 […]