臨床監修前 · 文献症例の検討用
判断 1 / 2 · 振り返り
選択を振り返る
選んだ判断
横隔膜を越える可能性も含め、胸腹部を一続きで考える
選択についての振り返り(編集)
体表の位置だけでは創の方向や到達臓器を決められません。循環を支えながら、広い範囲の損傷を想定します。
この判断時点の患者情報を確認する
81歳男性。庭で発見され、左上腹部に約40 mmの創があった。刃物の進入角度や深さは不明だった。
心停止が迫る状態となり手術へ進んだ。体表の創は左上腹部にある。
この判断時点の補足
来院時に気管挿管され、脈は微弱。原著では心停止切迫と判断し、直接手術室へ搬送した。
血圧・脈拍の具体値や初期FAST所見は本文に記載されていない。
ここから先は、選択による仮想の変化ではなく、原著に記載された経過を表示します。
判断 1 / 2 · 振り返り
選択を振り返る
選んだ判断
上腹部の創なので、胸部損傷は除外する
選択についての振り返り(編集)
創の入口と損傷した臓器は一致するとは限りません。深さと方向が不明な点を重く見ます。
この判断時点の患者情報を確認する
81歳男性。庭で発見され、左上腹部に約40 mmの創があった。刃物の進入角度や深さは不明だった。
心停止が迫る状態となり手術へ進んだ。体表の創は左上腹部にある。
この判断時点の補足
来院時に気管挿管され、脈は微弱。原著では心停止切迫と判断し、直接手術室へ搬送した。
血圧・脈拍の具体値や初期FAST所見は本文に記載されていない。
ここから先は、選択による仮想の変化ではなく、原著に記載された経過を表示します。
判断 1 / 2 · 振り返り
選択を振り返る
選んだ判断
創の長さだけで深い臓器損傷は軽いと考える
選択についての振り返り(編集)
表面の長さは深さを示しません。循環障害という情報を優先します。
この判断時点の患者情報を確認する
81歳男性。庭で発見され、左上腹部に約40 mmの創があった。刃物の進入角度や深さは不明だった。
心停止が迫る状態となり手術へ進んだ。体表の創は左上腹部にある。
この判断時点の補足
来院時に気管挿管され、脈は微弱。原著では心停止切迫と判断し、直接手術室へ搬送した。
血圧・脈拍の具体値や初期FAST所見は本文に記載されていない。
ここから先は、選択による仮想の変化ではなく、原著に記載された経過を表示します。
判断 1 / 2
循環が急速に悪化
原著の経過
心停止が迫る状態となり手術へ進んだ。体表の創は左上腹部にある。
ここまでの情報を確認する
81歳男性。庭で発見され、左上腹部に約40 mmの創があった。刃物の進入角度や深さは不明だった。
判断に使う補足情報
来院時に気管挿管され、脈は微弱。原著では心停止切迫と判断し、直接手術室へ搬送した。
血圧・脈拍の具体値や初期FAST所見は本文に記載されていない。
損傷範囲をどう想定しますか。
今の判断に近いものを選んでください。
A|横隔膜を越える可能性も含め、胸腹部を一続きで考えるB|上腹部の創なので、胸部損傷は除外するC|創の長さだけで深い臓器損傷は軽いと考える
判断 2 / 2 · 振り返り
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選んだ判断
開腹で損傷がないため、大きな出血はないと考える
選択についての振り返り(編集)
腹腔内が陰性でも他の腔の損傷は残ります。ショックの説明がついていません。
この判断時点の患者情報を確認する
81歳男性。庭で発見され、左上腹部に約40 mmの創があった。刃物の進入角度や深さは不明だった。
心停止が迫る状態となり手術へ進んだ。体表の創は左上腹部にある。
開腹したが腹腔内に循環悪化を説明する損傷を認めなかった。
判断 1 時点の補足
来院時に気管挿管され、脈は微弱。原著では心停止切迫と判断し、直接手術室へ搬送した。
血圧・脈拍の具体値や初期FAST所見は本文に記載されていない。
この判断時点の補足
開腹で腹腔内臓器損傷は見つからなかった。横隔膜を越える経路の可能性が残る。
開腹時の再測定バイタルや出血量は本文に記載されていない。
検討の範囲:評価範囲を検討する設問です。具体的な切開法を一つに決める情報はそろっていません。
ここから先は、選択による仮想の変化ではなく、原著に記載された経過を表示します。
判断 2 / 2 · 振り返り
選択を振り返る
選んだ判断
胸部・心周囲へ評価と手術範囲を広げる
選択についての振り返り(編集)
原著では左開胸から胸骨正中切開へ進み、心膜内出血と右室損傷を確認しました。
この判断時点の患者情報を確認する
81歳男性。庭で発見され、左上腹部に約40 mmの創があった。刃物の進入角度や深さは不明だった。
心停止が迫る状態となり手術へ進んだ。体表の創は左上腹部にある。
開腹したが腹腔内に循環悪化を説明する損傷を認めなかった。
判断 1 時点の補足
来院時に気管挿管され、脈は微弱。原著では心停止切迫と判断し、直接手術室へ搬送した。
血圧・脈拍の具体値や初期FAST所見は本文に記載されていない。
この判断時点の補足
開腹で腹腔内臓器損傷は見つからなかった。横隔膜を越える経路の可能性が残る。
開腹時の再測定バイタルや出血量は本文に記載されていない。
検討の範囲:評価範囲を検討する設問です。具体的な切開法を一つに決める情報はそろっていません。
ここから先は、選択による仮想の変化ではなく、原著に記載された経過を表示します。
判断 2 / 2 · 振り返り
選択を振り返る
選んだ判断
腹部の精査だけを繰り返す
選択についての振り返り(編集)
最初の想定に固定せず、創の軌道と別の出血源を考え直します。
この判断時点の患者情報を確認する
81歳男性。庭で発見され、左上腹部に約40 mmの創があった。刃物の進入角度や深さは不明だった。
心停止が迫る状態となり手術へ進んだ。体表の創は左上腹部にある。
開腹したが腹腔内に循環悪化を説明する損傷を認めなかった。
判断 1 時点の補足
来院時に気管挿管され、脈は微弱。原著では心停止切迫と判断し、直接手術室へ搬送した。
血圧・脈拍の具体値や初期FAST所見は本文に記載されていない。
この判断時点の補足
開腹で腹腔内臓器損傷は見つからなかった。横隔膜を越える経路の可能性が残る。
開腹時の再測定バイタルや出血量は本文に記載されていない。
検討の範囲:評価範囲を検討する設問です。具体的な切開法を一つに決める情報はそろっていません。
ここから先は、選択による仮想の変化ではなく、原著に記載された経過を表示します。
判断 2 / 2
開腹で説明がつかない
原著の経過
開腹したが腹腔内に循環悪化を説明する損傷を認めなかった。
ここまでの情報を確認する
81歳男性。庭で発見され、左上腹部に約40 mmの創があった。刃物の進入角度や深さは不明だった。
心停止が迫る状態となり手術へ進んだ。体表の創は左上腹部にある。
判断 1 時点の補足
来院時に気管挿管され、脈は微弱。原著では心停止切迫と判断し、直接手術室へ搬送した。
血圧・脈拍の具体値や初期FAST所見は本文に記載されていない。
判断に使う補足情報
開腹で腹腔内臓器損傷は見つからなかった。横隔膜を越える経路の可能性が残る。
開腹時の再測定バイタルや出血量は本文に記載されていない。
検討の範囲:評価範囲を検討する設問です。具体的な切開法を一つに決める情報はそろっていません。
次にどう考えますか。
今の判断に近いものを選んでください。
2つの判断を振り返る
診断・実際の経過
右室の出血部を修復し、約1か月後に退院した。
持ち帰るポイント
- 体表の創の位置から、到達臓器を決め付けない。
- 最初の腔で説明できなければ、診断の範囲を広げる。
原著の治療・転帰と、編集した判断の解説を区別しています。別の選択でどのような転帰になったかは、この症例からは分かりません。
詳しい症例解説・出典を開く
BELL’S CASE CONFERENCE / CASE 13
An unexpected finding of cardiac injury penetrating the diaphragm in a suspected abdominal trauma case
Kunioka S, Kimura F, Isa H, Shirakura K, Wachi S, Sunada D, Kokita N, Okada M, Magishi K, Izumi Y, Kamiya H. Journal of surgical case reports. 2025;2025:rjaf586.
原著の症例経過を日本語で詳しく紹介しています。Discussion・Conclusionは要点を整理し、症例で行われた治療と一般的な推奨を区別して解説します。
Case presentation|症例紹介
受傷と最初の仮説
81歳男性が自宅の庭で倒れているのを発見された。左上腹部に40 mmの切創があり、庭仕事中に剪定ばさみが刺さったと考えられた。救急隊到着時にははさみは抜けており、目撃者もいなかったため、刺入の角度・深さは不明だった。
創の位置から腹腔内臓器損傷による出血性ショックが疑われた。病院到着後に挿管され、脈は微弱で心停止が切迫していると判断され、直接手術室へ運ばれた。外表の創だけでは内部損傷の程度・種類は分からなかった。
開腹から胸部への切り替え
一般外科チームが緊急開腹したが、腹腔内臓器損傷は認めなかった。横隔膜を貫通した胸腔内出血を疑い、心臓外科チームが左開胸へ進んだ。暗赤色の液体を認め、心膜内出血・心タンポナーデによる閉塞性ショックが疑われたため、胸骨正中切開に変更した。
心膜を開くと多量の心膜内血液貯留と右室前壁からの活動性出血があった。プレジェット付き3-0ポリプロピレン糸で修復して止血し、胸部および創を閉鎖した。循環が安定した状態でICUへ入室した。
術後経過
術後は順調で、追跡CTで心膜液やその他の合併症を認めなかった。術後1か月で自宅へ退院した。
Figures|原著の図版
日本語の図説明を掲載しています。「原図を開く」を押すと実際の画像が表示されます。
Kunioka S, Kimura F, Isa H, Shirakura K, Wachi S, Sunada D, Kokita N, Okada M, Magishi K, Izumi Y, Kamiya H., Figure 1. CC BY 4.0。図は原著のまま。説明文を日本語化。
Kunioka S, Kimura F, Isa H, Shirakura K, Wachi S, Sunada D, Kokita N, Okada M, Magishi K, Izumi Y, Kamiya H., Figure 2. CC BY 4.0。図は原著のまま。説明文を日本語化。
Kunioka S, Kimura F, Isa H, Shirakura K, Wachi S, Sunada D, Kokita N, Okada M, Magishi K, Izumi Y, Kamiya H., Figure 3. CC BY 4.0。図は原著のまま。説明文を日本語化。
Kunioka S, Kimura F, Isa H, Shirakura K, Wachi S, Sunada D, Kokita N, Okada M, Magishi K, Izumi Y, Kamiya H., Figure 4. CC BY 4.0。図は原著のまま。説明文を日本語化。
Discussion|論文の解説と根拠
刺入口の位置と、致死的損傷臓器の位置は一致するとは限りません。原著は胸腹部境界領域の刺創を強調しています。腹部でショックを説明できなければ、横隔膜を越える経路と心損傷を考え直すことが要点です。[1]
本例の順序を固定した手順にはしません。「まず全例開腹してから心臓を見る」という意味ではありません。初期の超音波、胸部所見、刺入方向、循環から、より早く損傷部へ到達できる経路を検討します。循環不安定な胸部外傷では迅速なベッドサイド評価が重要です。[2]
Conclusion|この症例から持ち帰ること
上腹部刺創を腹部だけの問題と決めつけない。見つかった損傷でショックを説明できないときは、診断と術野を広げる。
References|出典・利用条件
- An unexpected finding of cardiac injury penetrating the diaphragm in a suspected abdominal trauma case — 原著
- Coccolini F, et al. Thoracic trauma WSES-AAST guidelines. 2025.
原著の利用条件:CC BY 4.0。原著を出典として症例部分の日本語化、見出し追加、構成変更、Discussion・Conclusionの要約と補足を行いました。転載可能な原図の内容は改変していません。個別に転載許諾が必要な第三者の図は原著へのリンクのみです。原著者が本ページを監修・推奨していることを意味しません。
症例で実際に行われた治療と、一般的な診療上の推奨を区別して紹介しています。一症例の転帰は、治療法の優劣を証明するものではありません。
編集:外傷外科医ベル / 公開・資料確認:2026年10月11日
文献症例 · 2つの判断点 · 入力不要
その時点の情報で、考える。
81歳男性。庭で発見され、左上腹部に約40 mmの創があった。刃物の進入角度や深さは不明だった。
選ぶ → 判断を振り返る → 次の情報へ。
原著タイトルと結末は、最後に確認できます。
選択に応じた解説を表示します。患者の経過は原著どおりに進みます。自動採点・回答の保存はありません。
