臨床監修前 · 文献症例の検討用
判断 1 / 2 · 振り返り
選択を振り返る
選んだ判断
最終的な止血を達成したと考える
選択についての振り返り(編集)
圧迫による改善は一時的なことがあります。損傷源への確定的な治療を別に計画します。
この判断時点の患者情報を確認する
27歳女性。約10 mから転落し、骨盤損傷による難治性の出血性ショックを呈した。
AAJTによる一時的な血圧上昇を得て、原著では装置装着・蘇生継続下にCTを行った。
この判断時点の補足
来院時:血圧70/30 mmHg、脈拍148/分、呼吸数26/分、SpO₂ 91%(非再呼吸式マスク15 L/分)、GCS 11。両側呼吸音あり、腹部は軟、著しい骨盤不安定性。eFASTで腹腔内・心嚢液と気胸所見を認めなかった。
意識・気道の悪化で挿管。骨盤バインダー、大量輸血、昇圧薬でもショックが続いた。AAJT装着後に収縮期血圧90 mmHgへ上昇したが、昇圧薬の必要量は減っていない。
検討の範囲:CTを実施した経過の記録です。収縮期血圧90 mmHgだけで、CTへ進める安全性を判断するものではありません。
ここから先は、選択による仮想の変化ではなく、原著に記載された経過を表示します。
判断 1 / 2 · 振り返り
選択を振り返る
選んだ判断
全ての骨盤外傷に同じ装置を用いる根拠とする
選択についての振り返り(編集)
単独症例は一般的な適応や優越性を証明しません。虚血などの負担も含めた判断が必要です。
この判断時点の患者情報を確認する
27歳女性。約10 mから転落し、骨盤損傷による難治性の出血性ショックを呈した。
AAJTによる一時的な血圧上昇を得て、原著では装置装着・蘇生継続下にCTを行った。
この判断時点の補足
来院時:血圧70/30 mmHg、脈拍148/分、呼吸数26/分、SpO₂ 91%(非再呼吸式マスク15 L/分)、GCS 11。両側呼吸音あり、腹部は軟、著しい骨盤不安定性。eFASTで腹腔内・心嚢液と気胸所見を認めなかった。
意識・気道の悪化で挿管。骨盤バインダー、大量輸血、昇圧薬でもショックが続いた。AAJT装着後に収縮期血圧90 mmHgへ上昇したが、昇圧薬の必要量は減っていない。
検討の範囲:CTを実施した経過の記録です。収縮期血圧90 mmHgだけで、CTへ進める安全性を判断するものではありません。
ここから先は、選択による仮想の変化ではなく、原著に記載された経過を表示します。
判断 1 / 2 · 振り返り
選択を振り返る
選んだ判断
止血処置につなぐための一時的な補助と考える
選択についての振り返り(編集)
原著では画像評価後に腹膜前骨盤パッキングへ進みました。補助の目的と次の手段を明確にします。
この判断時点の患者情報を確認する
27歳女性。約10 mから転落し、骨盤損傷による難治性の出血性ショックを呈した。
AAJTによる一時的な血圧上昇を得て、原著では装置装着・蘇生継続下にCTを行った。
この判断時点の補足
来院時:血圧70/30 mmHg、脈拍148/分、呼吸数26/分、SpO₂ 91%(非再呼吸式マスク15 L/分)、GCS 11。両側呼吸音あり、腹部は軟、著しい骨盤不安定性。eFASTで腹腔内・心嚢液と気胸所見を認めなかった。
意識・気道の悪化で挿管。骨盤バインダー、大量輸血、昇圧薬でもショックが続いた。AAJT装着後に収縮期血圧90 mmHgへ上昇したが、昇圧薬の必要量は減っていない。
検討の範囲:CTを実施した経過の記録です。収縮期血圧90 mmHgだけで、CTへ進める安全性を判断するものではありません。
ここから先は、選択による仮想の変化ではなく、原著に記載された経過を表示します。
判断 1 / 2
圧迫後に血圧が改善
原著の経過
AAJTによる一時的な血圧上昇を得て、原著では装置装着・蘇生継続下にCTを行った。
ここまでの情報を確認する
27歳女性。約10 mから転落し、骨盤損傷による難治性の出血性ショックを呈した。
判断に使う補足情報
来院時:血圧70/30 mmHg、脈拍148/分、呼吸数26/分、SpO₂ 91%(非再呼吸式マスク15 L/分)、GCS 11。両側呼吸音あり、腹部は軟、著しい骨盤不安定性。eFASTで腹腔内・心嚢液と気胸所見を認めなかった。
意識・気道の悪化で挿管。骨盤バインダー、大量輸血、昇圧薬でもショックが続いた。AAJT装着後に収縮期血圧90 mmHgへ上昇したが、昇圧薬の必要量は減っていない。
検討の範囲:CTを実施した経過の記録です。収縮期血圧90 mmHgだけで、CTへ進める安全性を判断するものではありません。
この改善をどう位置付けますか。
今の判断に近いものを選んでください。
A|最終的な止血を達成したと考えるB|全ての骨盤外傷に同じ装置を用いる根拠とするC|止血処置につなぐための一時的な補助と考える
判断 2 / 2 · 振り返り
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選んだ判断
圧迫装置の使用状況と、外傷そのものの所見を合わせて評価する
選択についての振り返り(編集)
装置が解剖や血流に与える影響を考慮します。ただし、異常を全て装置のせいにせず損傷も評価します。
この判断時点の患者情報を確認する
27歳女性。約10 mから転落し、骨盤損傷による難治性の出血性ショックを呈した。
AAJTによる一時的な血圧上昇を得て、原著では装置装着・蘇生継続下にCTを行った。
圧迫下のCTでは臓器の位置や灌流に変化がみられた。
判断 1 時点の補足
来院時:血圧70/30 mmHg、脈拍148/分、呼吸数26/分、SpO₂ 91%(非再呼吸式マスク15 L/分)、GCS 11。両側呼吸音あり、腹部は軟、著しい骨盤不安定性。eFASTで腹腔内・心嚢液と気胸所見を認めなかった。
意識・気道の悪化で挿管。骨盤バインダー、大量輸血、昇圧薬でもショックが続いた。AAJT装着後に収縮期血圧90 mmHgへ上昇したが、昇圧薬の必要量は減っていない。
この判断時点の補足
AAJT装着中のCTでは腹部臓器の頭側・左方偏位、大動脈のスリット状圧迫、肝の低造影域と右腎の造影欠如を認めた。
ここから先は、選択による仮想の変化ではなく、原著に記載された経過を表示します。
判断 2 / 2 · 振り返り
選択を振り返る
選んだ判断
画像の変化は全て新たな臓器損傷とみなす
選択についての振り返り(編集)
装置による変化が混じる可能性があります。撮影時の条件を確認します。
この判断時点の患者情報を確認する
27歳女性。約10 mから転落し、骨盤損傷による難治性の出血性ショックを呈した。
AAJTによる一時的な血圧上昇を得て、原著では装置装着・蘇生継続下にCTを行った。
圧迫下のCTでは臓器の位置や灌流に変化がみられた。
判断 1 時点の補足
来院時:血圧70/30 mmHg、脈拍148/分、呼吸数26/分、SpO₂ 91%(非再呼吸式マスク15 L/分)、GCS 11。両側呼吸音あり、腹部は軟、著しい骨盤不安定性。eFASTで腹腔内・心嚢液と気胸所見を認めなかった。
意識・気道の悪化で挿管。骨盤バインダー、大量輸血、昇圧薬でもショックが続いた。AAJT装着後に収縮期血圧90 mmHgへ上昇したが、昇圧薬の必要量は減っていない。
この判断時点の補足
AAJT装着中のCTでは腹部臓器の頭側・左方偏位、大動脈のスリット状圧迫、肝の低造影域と右腎の造影欠如を認めた。
ここから先は、選択による仮想の変化ではなく、原著に記載された経過を表示します。
判断 2 / 2 · 振り返り
選択を振り返る
選んだ判断
装置使用中の画像なので、臓器所見は評価しない
選択についての振り返り(編集)
解釈上の制約があっても、臓器損傷や虚血を調べる必要は残ります。
この判断時点の患者情報を確認する
27歳女性。約10 mから転落し、骨盤損傷による難治性の出血性ショックを呈した。
AAJTによる一時的な血圧上昇を得て、原著では装置装着・蘇生継続下にCTを行った。
圧迫下のCTでは臓器の位置や灌流に変化がみられた。
判断 1 時点の補足
来院時:血圧70/30 mmHg、脈拍148/分、呼吸数26/分、SpO₂ 91%(非再呼吸式マスク15 L/分)、GCS 11。両側呼吸音あり、腹部は軟、著しい骨盤不安定性。eFASTで腹腔内・心嚢液と気胸所見を認めなかった。
意識・気道の悪化で挿管。骨盤バインダー、大量輸血、昇圧薬でもショックが続いた。AAJT装着後に収縮期血圧90 mmHgへ上昇したが、昇圧薬の必要量は減っていない。
この判断時点の補足
AAJT装着中のCTでは腹部臓器の頭側・左方偏位、大動脈のスリット状圧迫、肝の低造影域と右腎の造影欠如を認めた。
ここから先は、選択による仮想の変化ではなく、原著に記載された経過を表示します。
判断 2 / 2
装置使用中の画像
原著の経過
圧迫下のCTでは臓器の位置や灌流に変化がみられた。
ここまでの情報を確認する
27歳女性。約10 mから転落し、骨盤損傷による難治性の出血性ショックを呈した。
AAJTによる一時的な血圧上昇を得て、原著では装置装着・蘇生継続下にCTを行った。
判断 1 時点の補足
来院時:血圧70/30 mmHg、脈拍148/分、呼吸数26/分、SpO₂ 91%(非再呼吸式マスク15 L/分)、GCS 11。両側呼吸音あり、腹部は軟、著しい骨盤不安定性。eFASTで腹腔内・心嚢液と気胸所見を認めなかった。
意識・気道の悪化で挿管。骨盤バインダー、大量輸血、昇圧薬でもショックが続いた。AAJT装着後に収縮期血圧90 mmHgへ上昇したが、昇圧薬の必要量は減っていない。
判断に使う補足情報
AAJT装着中のCTでは腹部臓器の頭側・左方偏位、大動脈のスリット状圧迫、肝の低造影域と右腎の造影欠如を認めた。
画像を読むとき何を共有しますか。
今の判断に近いものを選んでください。
A|圧迫装置の使用状況と、外傷そのものの所見を合わせて評価するB|画像の変化は全て新たな臓器損傷とみなすC|装置使用中の画像なので、臓器所見は評価しない
2つの判断を振り返る
診断・実際の経過
腹膜前骨盤パッキングなどで治療した。急性腎障害を認めたが透析は要さず、長期入院後にリハビリテーションへ進んだ。
持ち帰るポイント
- 一時的な循環改善を、最終的止血と取り違えない。
- 画像撮影時の処置・装置の影響を共有する。
原著の治療・転帰と、編集した判断の解説を区別しています。別の選択でどのような転帰になったかは、この症例からは分かりません。
詳しい症例解説・出典を開く
BELL’S CASE CONFERENCE / CASE 10
Bleeding control in catastrophic blunt pelvic trauma using the abdominal aortic and junctional tourniquet in a civilian level I trauma center: A case report
Honnef G, Freidorfer D, Puchwein P, Steiner J, Zoidl P. Scandinavian journal of trauma, resuscitation and emergency medicine. 2025;34:2.
原著の事実に基づく独自要約と解説です。全訳・図版転載は行わず、原著へリンクしています。
Case presentation|症例紹介
症例の独自要約
27歳女性が約10 mの墜落後に重症骨盤損傷とショックを呈した。輸血などを行っても不安定で、腹部大動脈・接合部用止血帯(AAJT)を追加したところ、画像評価へ進める程度に血圧が改善した。続いて腹膜前骨盤パッキングによる止血を受けた。
装着中のCTでは臓器の偏位や腎・肝などの造影異常がみられ、圧迫の影響と外傷所見の区別が問題になった。急性腎障害を生じたが透析を要さず、長期入院後にリハビリテーション施設へ移った。
Figures|原著の図版
Discussion|論文の解説と根拠
新しい器具の成功例と、その有効性の証明は別です。本報告はAAJTを確実な止血までの橋渡しとして使った経験を示します。血圧上昇だけでは臓器灌流の安全性は判断できず、圧迫時間、位置、虚血の監視を含めて読む必要があります。[1]
装着中の画像には治療そのものの影響が入ります。本症例の造影異常をすべて新たな外傷と決めつけることも、すべて無害なアーチファクトと扱うことも避けるべきです。AAJTとREBOAを直接比較した試験ではなく、REBOA試験の結果をAAJTの有効性の根拠にはできません。[1,2]
Conclusion|この症例から持ち帰ること
一時的に血圧が改善しても、最終止血と臓器灌流の評価を続ける。AAJTの標準適応や優越性を確立した研究ではない。
References|出典・利用条件
- Bleeding control in catastrophic blunt pelvic trauma using the abdominal aortic and junctional tourniquet in a civilian level I trauma center: A case report — 原著
- Jansen JO, et al. UK-REBOA randomized clinical trial. JAMA. 2023.
原著の利用条件:CC BY-NC-ND 4.0。この公開ページは短い独自要約と解説・原著へのリンクで構成し、全訳や図版の転載は行っていません。
症例で実際に行われた治療と、一般的な診療上の推奨を区別して紹介しています。一症例の転帰は、治療法の優劣を証明するものではありません。
編集:外傷外科医ベル / 公開・資料確認:2026年10月11日
文献症例 · 2つの判断点 · 入力不要
その時点の情報で、考える。
27歳女性。約10 mから転落し、骨盤損傷による難治性の出血性ショックを呈した。
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原著タイトルと結末は、最後に確認できます。
選択に応じた解説を表示します。患者の経過は原著どおりに進みます。自動採点・回答の保存はありません。
